日語(yǔ)閱讀:源氏物語(yǔ)(5)

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提高日語(yǔ)閱讀的途徑有很多,其中多讀日語(yǔ)小說(shuō)和文章就是其中之一。以下為大家?guī)?lái)日語(yǔ)小說(shuō)閱讀:源氏物語(yǔ)第五部分。
    「子を亡(な)くしました母親の心の、悲しい暗さがせめて一部分でも晴れますほどの話(huà)をさせていただきたいのですから、公(おおやけ)のお使いでなく、気楽なお?dú)荬猡沥扦荬撙皮?、またお立ち寄りください。以前はうれしいことでよくお使いにおいでくださいましたのでしたが、こんな悲しい勅使であなたをお迎えするとはなんということでしょう。かえすがえす運(yùn)命が私に長(zhǎng)生きさせるのが苦しゅうございます。故人のことを申せば、生れました時(shí)から親たちに輝かしい未來(lái)の望みをもたせました子で、父の大納言はいよいよ危篤(きとく)になりますまで、この人を?qū)m中へさしあげようと自分の思ったことをぜひ実現(xiàn)させてくれ、自分が死んだからといって今までの考えを捨てるようなことをしてはならないと、何度も何度も遺言いたしましたが、たしかな後援者なしの宮仕えは、かえって娘を不幸にするようなものではないだろうかとも思いながら、私にいたしましては、ただ遺言を守りたいばかりに陛下へさしあげましたが、過(guò)分なご寵愛(ài)を受けまして、そのお光でみすぼらしさも隠していただいて、娘はお仕えしていたのでしょうが、みなさんのご嫉妬の積っていくのが重荷になりまして、壽命で死んだとは思えませんような死に方をいたしましたのですから、陛下のあまりに深いご愛(ài)情がかえって恨めしいように、盲目的な母の愛(ài)から私は思いもいたします」
    こんな話(huà)をまだ全部もいわないで未亡人は涙でむせかえってしまったりしているうちに、ますます深更(しんこう)になった。
    「それは陛下も仰せになります。自分の心でありながら、あまりに穏(おだ)やかでないほどの愛(ài)しようをしたのも前生(ぜんしょう)の約束で長(zhǎng)くはいっしょにいられぬ二人であることを意識(shí)せずに感じていたのだ。自分らは恨めしい因縁(いんねん)でつながれていたのだ。自分は即位してから、だれのためにも苦痛を與えるようなことはしなかったという自信をもっていたが、あの人によって負(fù)ってならぬ女の恨みを負(fù)い、ついには何よりもたいせつなものを失って、悲しみにくれて以前よりももっと愚劣な者になっているのを思うと、自分らの前生の約束はどんなものであったか知りたいとお話(huà)しになって、濕(しめ)っぽいごようすばかりをお見(jiàn)せになっています」
    どちらも話(huà)すことにきりがない。命婦は泣く泣く、
    「もうひじょうにおそいようですから、復(fù)命(ふくめい)は今晩のうちにいたしたいとぞんじますから」
    といって、帰る仕度(したく)をした。落ちぎわに近い月夜の空が澄みきった中を涼しい風(fēng)が吹き、人の悲しみをうながすような蟲(chóng)の聲がするのであるから帰りにくい。
    鈴蟲(chóng)の聲の限りを盡くしても )
     長(zhǎng)き夜飽(あ)かず降る涙かな
    車(chē)に乗ろうとして命婦はこんな歌を口ずさんだ。
    「いとどしく蟲(chóng)の音しげき淺茅生(あさじう)に
     露置き添ふる雲(yún)の上人
    かえってご訪(fǎng)問(wèn)が恨めしいと申しあげたいほどです」
    と未亡人は女房にいわせた。意匠を凝(こ)らせた贈(zèng)物などする場(chǎng)合でなかったから、故人の形見(jiàn)(かたみ)ということにして、唐衣(からごろも)と裳(も)のひとそろえに、髪あげの用具のはいった箱を添えて贈(zèng)った。
    若い女房たちの更衣の死を悲しむのはむろんであるが、宮中住居をしなれていて、寂しくものたらず思われることが多く、おやさしい帝のごようすを思ったりして、若宮が早く御所へお帰りになるようにとうながすのであるが、不幸な自分がごいっしょにあがっていることも、また世間に非難の材料を與えるようなものであろうし、またそれかといって若宮とお?jiǎng)eれしている苦痛にも堪えきれる自信がないと未亡人は思うので、けっきょく若宮の宮中入りは実行性に乏(とぼ)しかった。