一級(jí)語(yǔ)法12
文法問(wèn)題の手引き
初級(jí)を終えた學(xué)習(xí)者は、日常生活に必要なコミュニケーションを成立させるのはだいぶ慣れてきたことでしょう。生活するための最低限の日本語(yǔ)は身につけることができたと言えます。この段階を過(guò)ぎて中級(jí)に入ると、理論的な文章を読んだり書(shū)いたり、人の複雑な気持ちを表した小説を読んだり、自分の感動(dòng)したことについて言おうとしたりするでしょう。初級(jí)のテキストに出てくる文型は構(gòu)造も簡(jiǎn)単で、一つの文型が一つの意味や役割しか持っていません。けれども中級(jí)になると、人の複雑な言葉や微妙な気持ちを表すためにいろいろな言い方がでてきます。
1、文型の複雑な働き
初級(jí)で習(xí)う言い方と、中級(jí)で學(xué)ぶ言い方のちがいは単語(yǔ)そのもののもつ意味(語(yǔ)彙)による場(chǎng)合もありますが、文法や文型の働きの違いによる場(chǎng)合もたくさんあります。では、例を挙げて、中級(jí)文型の特徴についてもう少し見(jiàn)てみましょう。
ここでは、理由を表す言葉を例にとりあげて説明してみます。初級(jí)の文型では
(1)「暑いから、窓を開(kāi)ける?！?BR> (2)「暑いから、窓を開(kāi)けて寢る。」
もように、理由の「から」をよく使います。けれども、中級(jí)の後半になると、もう少し言葉をつなげた次のような文型がでてきます。
(3)暑いからといって、窓を開(kāi)けて寢るわけにはいかない。
この「からといって」という文型は「から」に比べるよ複雑です?！袱椤工趣いρ匀~で理由を表します。そして、「といって」の部分で「暑いから」という文の內(nèi)容全體を受けます。そして、「しかし、それはできない?！工却颏料筏蓼?。
(4)暑いから、窓を開(kāi)けて寢る。
(5)暑いからといって、窓を開(kāi)けて寢るわけにはいかない。
このようなわけですから、「からといって」の文では、文の終わりに部分否定の言い方がよく使われます。「わけではない」や「とはかぎらない」などです。
(6)祭日だから、休める。
(7)祭日だからといって、休めるわけではない。
この文も同じように文型が二重の構(gòu)造になっています。
もう少し他の例を見(jiàn)ましょう。
(8)山田さんともあろう人が、こんな大切な時(shí)に遅れるとは困るじゃありませんか。
(9)次朗ともあろうものが、なんでこんな成績(jī)をとったんだ。
「ともあろう人が」は「さんのことを普段は高く評(píng)価しているが、今度のこのことについては非難している」というような意味をもっています。したがって、話題の人(ここでは、山田さん、次朗)に対する話す人の高い評(píng)価があり、後に続く文に非難の意味が込められるということになります。この文型にはこのように複雑な制約がありますが、上手に使えば、話す人の単純ではない気持ちを効果的に表すことができます。
以上、二つの例を挙げて説明しましたが、このように中級(jí)で出てくる文型は複雑です。しかし、この複雑な構(gòu)文を使うことによって、人の気持ちだけでなく、入り組んだ論詣の文を論理的に書(shū)くことも可能になるのです。
2、文型の微妙な意味
では、中級(jí)の文型のポイントについて、初級(jí)と比較しながらもう少し考えてみましょう。例えば、今読んでいる文章の中に「もうあんな人になんか會(huì)いたくもありません。」という文が出てきたとします。この文は初級(jí)で出てくる「もうあの人には會(huì)いたくありません?！工趣いξ膜趣嗓`うのでしょうか。また、この文はどんなときに使われるのでしょうか。
(10)もうあの人には會(huì)いたくありません。
(11)もうあんな人になんか會(huì)いたくもありません。
あの人をAさんとしましょう。Aさんは私の友人で、今までずっと親しくつきあってきました。ところがAさんはBさんにわたしの悪口を言ったそうです。わたしはもうAさんに親しみを 持てなくなりました。もうあの人には會(huì)いたくありません。もちろん話したくもないし、一緒に何かするのも嫌です。こういう気持ちを表すのに初級(jí)の(10)「もうあの人には會(huì)いたくありません?！工趣いξ膜扦?、その気持ちがそれほど強(qiáng)く伝わってきません。しかし、(11)「もうあんな人になんか會(huì)いたくもありません?！工妊预Δ取ⅰ袱ⅳ稳恕工藭?huì)うのも嫌だという複雑な気持ちや、話題にするのさえ嫌だという強(qiáng)い気持ちを表すことができます。つまり「なんか」という軽視の意味を表すことばと、意味を強(qiáng)める「も」という助詞の両方を使うことによって、それができるのです。このほか中級(jí)では、初級(jí)で習(xí)った単純な文だけでは言い表せないニュアンス(微妙な意味の違い)とか心情を表現(xiàn)する方法が數(shù)多くあります。
例えば、主題化という一つの方法をとってみても、中級(jí)には話す人の気持ちや評(píng)価、判斷などの含まれたいろいろな表現(xiàn)の文型があります。
このような中級(jí)の文型やことばの使い方を知れば、學(xué)習(xí)者の日本語(yǔ)はより日本語(yǔ)らしく表情が豊かになってくるでしょう。また、書(shū)き言葉的な表現(xiàn)を知れば、論文を書(shū)くときに役に立つでしょう。より口語(yǔ)的な言い方を身につければ、日常の會(huì)話がもっと自然なものになるでしょう。簡(jiǎn)単な初級(jí)の言い方とは別の、より微妙な言い方で言おうとするときの、言い方を?qū)Wんでください。
3、文型のいろいろな働き
中級(jí)の他の特徴は、一つの文型にいろいろな意味や働きがあることです。初級(jí)で習(xí)った文型でも、中級(jí)では違う意味に使うことがあります。例を挙げると、
「ている」の文型の経験や記録を表す使い方です。
(12)モーツアルトは12歳のとき、オペラを作曲している。
(13)この子は5歳のときに、はしかにかかっている。
文型だけでなく、文法項(xiàng)目でも、初級(jí)とは違った使い方をするものがあります。例えば、使役文の使い方を見(jiàn)ましょう。
使役文の「人にあることをさせる」という意味の使い方以外の、思いやりや責(zé)任を感じているときの言い方です。
(14)おいしい御馳走を子供達(dá)に食べさせてやりたい。
(15)わたしの不注意で子供にけがをさせてしまった。
もう少し分かりやすくするために、もう一つ、やさしい初級(jí)の助詞を例にとって同じ形のことばのいろいろな使い方の例を見(jiàn)てみましょう。
(16)これは紙で作った人形です。 材料の「で」
(17)あしたA館で卒業(yè)パーテイーがあります。場(chǎng)所を表す「で」
(18)夫婦二人で花やを経営しています。 まとまりを表す「で」
(19)大風(fēng)で木が倒れてしまいました。 原因、理由を表す「で」
この4つの文の中に出てくる「で」は文中の働きがそれぞれ違います。表面に表れている形は同じでも、文の中の働きが違うのです。中級(jí)の學(xué)習(xí)が進(jìn)むにつれて、文の構(gòu)造も複雑になってきますが、その文の構(gòu)造と意味をしっかりとつかめば、同じ形のことばをいろいろな意味に使い分けることができるようになります。このような目でことばや文型を注意深く見(jiàn)ていると、分析的な力もついてきます。
4、勉強(qiáng)のポイント
では、このような中級(jí)文法の勉強(qiáng)をするときに、まとめをするためのいい方法があるでしょうか。その中の一つは、文型を使い方によって分類する方法です。これは、中級(jí)の教科書(shū)「日本語(yǔ)表現(xiàn)文型」中級(jí)1、2(築波大學(xué)日本語(yǔ)研究會(huì)編)において試みられています。ほかにも何かポイントがあるでしょうか。いろいろ考えられていますが、幾つかのポイントを挙げて、勉強(qiáng)する人の手掛かりになるように簡(jiǎn)単に説明してみましょう。
(1)動(dòng)作か、狀態(tài)か
(20)兄はテレビを見(jiàn)ながら、ごはんを食べています。
(21)この鷺は動(dòng)物でありながら、情け深い心を持っている。
例文の「ながら」のすぐ前のことばを見(jiàn)ると、動(dòng)作動(dòng)詞の「ます形」の「見(jiàn)」が來(lái)ています。この場(chǎng)合は例文(20)のように同時(shí)進(jìn)行の意味になります。けれども、例文(21)のように「ながら」の前に狀態(tài)をあらわす動(dòng)詞、ここでは「動(dòng)物であり」の「あり」や、い形容詞、な形容詞が來(lái)ると、逆接の「なのに」の意味になります。
また、文型によって、文末に制限が加わるかどうかを知っておくことは中級(jí)の文法の一つのポイントです。
(2)話す人の意志が表れている文か、客観的な敘述の文か
(22)林さん、日本語(yǔ)だけでなく、英語(yǔ)も勉強(qiáng)してください。
(23)日本語(yǔ)學(xué)校では日本語(yǔ)ばかりか、英語(yǔ)も勉強(qiáng)するんです。
例文(22)の「だけでなく」と例文(23)の「ばかりか」はだいたい同じ意味です。が、「だけでなく」の後には依頼文などを続けることができますが、「ばかりか」の後には話す人の意志が強(qiáng)く表れる依頼文や命令文を続けることはできません。
(24)日本で車を運(yùn)転するからには、日本の交通規(guī)則を守らなけらばならない。
この例文(24)の「からには」は「のだから當(dāng)然」という意味ですから、後には義務(wù)、意志、推量、依頼などの文が続きます。
(3)プラスか、マイナスか
(25)英語(yǔ)にかけては田中さんがクラスで一番じょうすです。
(26)中田さんときたら今日もまた遅刻したんです。
例文(25)のように「にかけては」の後にはプラスの評(píng)価の文が続きますが、例文(26)のように「ときたら」という文型の後にはマイナスの評(píng)価の文が続きます。
もん一つ例を挙げましょう。
(27)大聲を出したばかりに、病人が起きてしまった。
例文(27)のように「ばかりに」の後には、「ばかりに」の前にことが原因で悪い結(jié)果になってしまったという文が続きます。つまり、「ばかりに」のあとにはいつもマイナスの結(jié)果の文が続くわけです。ですから、當(dāng)然なことですが依頼文、命令文、願(yuàn)望の文などは來(lái)ません。
(4)個(gè)別的か、一般的か
「のに」と「には」は使い方も意味もよく似ています。しかし、まったく同じではありません。
(28)新宿へ行くのに、バスにしたら一時(shí)間もかかってしまった。
(29)新宿へ行くには、バスより地下鉄のほうがいいよ。
例文(28)の「のに」の後には個(gè)別的な文も一般的な文も続けることができます。しかし、例文(29)の「には」の後には一般的な內(nèi)容の文しか続けることができません。
(5)同じ主語(yǔ)か、違う主語(yǔ)か
文の前半と後半の主語(yǔ)が同じ場(chǎng)合と違う場(chǎng)合とで、文型の働きが違っていることがあります。この點(diǎn)についても整理して、押さえておいたほうがいいでしょう。
(30)彼はドアを開(kāi)けると、部屋の中に入っていきました。
(31)彼がドアを開(kāi)けると、部屋の中にお嬢様が寢ていました。
例文(30)は前半と後半の主語(yǔ)が同じで、例文(31)は違う主語(yǔ)です。ですから、例文(30)の「開(kāi)けると」は「開(kāi)けて」に置き換えることができます。が、例文(31)は「と」の働きが例文(30)とは違いますから「開(kāi)けて」におきかえることはできません。
(6)特別の言い方が続くか
中級(jí)では構(gòu)文のうえで使い方がきまっている副詞、特に呼応の副詞といわれるものがたくさん出てきます。「打ち消し」や「推量」などのような決まった言い方が続くものです。
(32)あの子はちっとも食べなかった。
(33)あの人はおそらく來(lái)ないでしょう。
このような副詞を呼応という點(diǎn)に気をつけて勉強(qiáng)すると、後に続く文の予測(cè)がつくようになります。このことは、文の読解をするときに非常に助けになります。特別の言い方が続くことばについては、ぜひ整理をして自分のリストを作って勉強(qiáng)してください。しかし、これについては「問(wèn)題について」のところでも詳しく述べますので、そちらを見(jiàn)てください。また、副詞のリストを最後につけました。
以上、文法の勉強(qiáng)をするときに參考になると思われるポイントについて書(shū)きました。
5、整理の方法
最後に、中級(jí)文法を勉強(qiáng)するときの整理方法、分類方法の例を挙げてみましょう。
*副詞 呼応するものを意味によって分類する。
それ以外のものの中で構(gòu)文や談話の構(gòu)成と関係の深いものを整理する。
*接続詞 談話の構(gòu)成と関係が深い。順接、逆接、添加というように働きによって整理、分類する。
*助詞相當(dāng)語(yǔ) 中級(jí)の初めから次々と出てくる「について」や「にとって」など。助詞と同じような働きをすることば。意味や働きや整理する。
*形式名詞 初級(jí)のころから出てくる「ことができる」の「こと」や「わけにはいかない」の「わけ」など。中級(jí)は形式名詞が多い。同じことばを集めて整理するとよい。
*古語(yǔ) 「べきだ」や「まい」などの、現(xiàn)代でもよくつかられている古語(yǔ)。
慣用表現(xiàn)の中によく出てくる?；钣盲韦ⅳ毪长趣肖辖泳Aの形が現(xiàn)代語(yǔ)と違うので注意が必用。
なお、勉強(qiáng)の參考になるように巻末に文法項(xiàng)目と文型のリストを付けました。どうぞ參考にしてください。
文法問(wèn)題
問(wèn)題1、この問(wèn)題は複雑な構(gòu)文を組み立てる時(shí)の方法を問(wèn)う問(wèn)題です。問(wèn)題は三つの部分から成り立っています。
(1)(2)は語(yǔ)と語(yǔ)や文と文を組み合わせる時(shí)の適當(dāng)な接続のことばを選ぶ問(wèn)題。
(3)(4)は文の性格を支配する副詞(いわゆる呼応の副詞など)に関する問(wèn)題。
(5)(6)は構(gòu)文からみて文末を考える問(wèn)題。
では、問(wèn)題例を見(jiàn)てみましょう。
問(wèn)題1(1)(2)の例
次の文の_____にはどれを入れたらよいか。1、2、3、4から最も適當(dāng)なものを一つ選んでください。
寢ているあいだに雨が降った_____、庭の石がぬれている。
1 とみられて 2 とみせて 3 とみて 4 とみえて (答え:4)
この問(wèn)題を考える手掛かりは、_____の前の文と後の文との関係です。この文では、後の文に目て見(jiàn)た様子が描かれていて、前の文でその原因を推量して述べています。
原因の推量_____、結(jié)果の狀態(tài)
という関係です。結(jié)果の狀態(tài)を見(jiàn)て、自発的に推量されること、考えられることを前の部分で述べるわけです。ここに、見(jiàn)る、見(jiàn)せる、見(jiàn)えるの三つの動(dòng)詞から派生した接続の言葉が選択肢としてあげられていますが、自発性の意味をもったものをさがすと、見(jiàn)える---とみえる---とみえてが思いあたるでしょう?！袱趣撙à搿工摔弦曇櫎坤堡扦胜瘜澫螭螛斪婴膜前盐栅丹欷毪趣いσ馕?、つまり「と思われる」「と考えられる」「とわかる」という意味があります。
次の例文も參考にしてください。
*隣の夫婦は仲が悪いとみえて、いつもけんかする聲が聞こえてくる。
*太郎は本が好きだとみえて、バスを待つ間も本を読んでいる。
問(wèn)題1(3)(4)の例
さしみはあまり_____。
1 好きでした 2 好きです
3 好きではありません 4 好きになるでしょう
(答え:3)
ベトナム語(yǔ)は全然_____。
1 分かりません 2 分かります
3 分かりました 4 分かるでしょう
(答え:1)
この問(wèn)題を解くポイントは、「あまり」や「全然」という副詞です。これらの副詞は必ず打ち消しの表現(xiàn)と一緒に使うことを思い出してください。このように副詞にはその副詞を使うことによって、文全體がある決まった形(打ち消し、推量、話す人の意志や判斷、部分否定などを表す文)に制限される場(chǎng)合がありますから、注意しなければなりません。
問(wèn)題1(5)(6)の例
大聲を出したばかりに、_____。
1 病人が起きるでしょう
2 病人が起きてしまいました
3 病人が起きてしまうじゃありませんか
4 病人が起きられるようになるかもしれません
(答え:2)
この問(wèn)題を解く鍵は「ばかりに」です?！袱肖辘恕工稀⑶挨颏?、悪い結(jié)果になってしまった、という意味を表す文型です。そして、話す人の後悔や殘念な気持ち、時(shí)には非難の気持ちを表します。ですから、「ばかりに」の後にはいつもマイナスの結(jié)果の文が続きます。このマイナスということが一つのポイントです。また、結(jié)果を述べるだけの文ということがもう一つのポイントになります。推量、依頼文、命令文、願(yuàn)望の文などを続けることはできません。
問(wèn)題2の例
次の文の_____の部分を別の言い方にした場(chǎng)合、最も近いものはどれか。1、2、3、4から最も適當(dāng)なものを一つ選んでください。
先生、すみません。あした父の友人が日本に來(lái)るんです。その人は日本語(yǔ)が全然分からないので迎えに行かなければいけないんです。
1 迎えに行かないわけではないんです
2 迎えに行くわけではないんです
3 迎えに行くわけにはいかないんです
4 迎えに行かないわけにはいかないんです
(答え:4)
この問(wèn)題は、複雑な心情やニュアンスを表現(xiàn)する手段、あるいは少し込み入った狀況を表現(xiàn)する手段を知っているかどうかの問(wèn)題です。この文の場(chǎng)合、迎えに行かないと父の友人が困るし、その人に対して失禮にもなるので、どうしても迎えに行かなければいけないと自分を義務(wù)づけています。このように自分で自分を規(guī)制するようなニュアンスを表現(xiàn)する文をさがしてみます。自分ではそうしたいという積極的な気持ちはないけれど、まわりの事情から考えて當(dāng)然そうするべきだ、そうしなけでばならないという気持ちを表現(xiàn)する時(shí)に適している文型は4です。
次の文も參考にしてください。
*あしたは大切な試験があるので、勉強(qiáng)しないわけにはいきません。
*先生に頼まれた仕事ですから、やらないわけにはいかないんです。
*どうしても必要な辭書(shū)なので、高いけれど買(mǎi)わないわけにはいきません。
問(wèn)題3の例
次の文の_____の部分の意味が、はじめの文の赤字の部分の意味と同じ場(chǎng)合には0、違う場(chǎng)合には*を書(shū)きなさい。
大雪のためあしたの試験は延期します。
( ) 母のため明るい色のスカーフを買(mǎi)いました。
( ) あなたは勉強(qiáng)のためと言って、そのテレビを買(mǎi)ったんでしょう。
( ) 病気のため試験が受けられませんでした。
(答え:**0)
この問(wèn)題は、ことばの用法や文構(gòu)造の分析力をトレーニングする問(wèn)題です。上の三つの文のように、表面に表れている形は同じでも、文中の働きが違う場(chǎng)合があります。「母のため」は、ある特別な利益、恩恵の対象を示す「ため」「勉強(qiáng)のため」は目的が何であるかを示す「ため」です。また「病気のため」の「ため」は原因や理由を言う時(shí)に使うものです。はじめの文は「大雪」という理由であしたの試験を延期するという意味ですから、同じ使い方の文は三番目の文、外の二つの文は違う使い方の文ということになります。中、上級(jí)へと學(xué)習(xí)が進(jìn)むにつれて、學(xué)習(xí)する文の構(gòu)造が複雑になってきますが、文の構(gòu)造をしっかりつかんで意味を考える練習(xí)をすれば、同じ型を使って別のいろいろな文を作る時(shí)に役立つでしょう。
文法問(wèn)題の手引き
初級(jí)を終えた學(xué)習(xí)者は、日常生活に必要なコミュニケーションを成立させるのはだいぶ慣れてきたことでしょう。生活するための最低限の日本語(yǔ)は身につけることができたと言えます。この段階を過(guò)ぎて中級(jí)に入ると、理論的な文章を読んだり書(shū)いたり、人の複雑な気持ちを表した小説を読んだり、自分の感動(dòng)したことについて言おうとしたりするでしょう。初級(jí)のテキストに出てくる文型は構(gòu)造も簡(jiǎn)単で、一つの文型が一つの意味や役割しか持っていません。けれども中級(jí)になると、人の複雑な言葉や微妙な気持ちを表すためにいろいろな言い方がでてきます。
1、文型の複雑な働き
初級(jí)で習(xí)う言い方と、中級(jí)で學(xué)ぶ言い方のちがいは単語(yǔ)そのもののもつ意味(語(yǔ)彙)による場(chǎng)合もありますが、文法や文型の働きの違いによる場(chǎng)合もたくさんあります。では、例を挙げて、中級(jí)文型の特徴についてもう少し見(jiàn)てみましょう。
ここでは、理由を表す言葉を例にとりあげて説明してみます。初級(jí)の文型では
(1)「暑いから、窓を開(kāi)ける?！?BR> (2)「暑いから、窓を開(kāi)けて寢る。」
もように、理由の「から」をよく使います。けれども、中級(jí)の後半になると、もう少し言葉をつなげた次のような文型がでてきます。
(3)暑いからといって、窓を開(kāi)けて寢るわけにはいかない。
この「からといって」という文型は「から」に比べるよ複雑です?！袱椤工趣いρ匀~で理由を表します。そして、「といって」の部分で「暑いから」という文の內(nèi)容全體を受けます。そして、「しかし、それはできない?！工却颏料筏蓼?。
(4)暑いから、窓を開(kāi)けて寢る。
(5)暑いからといって、窓を開(kāi)けて寢るわけにはいかない。
このようなわけですから、「からといって」の文では、文の終わりに部分否定の言い方がよく使われます。「わけではない」や「とはかぎらない」などです。
(6)祭日だから、休める。
(7)祭日だからといって、休めるわけではない。
この文も同じように文型が二重の構(gòu)造になっています。
もう少し他の例を見(jiàn)ましょう。
(8)山田さんともあろう人が、こんな大切な時(shí)に遅れるとは困るじゃありませんか。
(9)次朗ともあろうものが、なんでこんな成績(jī)をとったんだ。
「ともあろう人が」は「さんのことを普段は高く評(píng)価しているが、今度のこのことについては非難している」というような意味をもっています。したがって、話題の人(ここでは、山田さん、次朗)に対する話す人の高い評(píng)価があり、後に続く文に非難の意味が込められるということになります。この文型にはこのように複雑な制約がありますが、上手に使えば、話す人の単純ではない気持ちを効果的に表すことができます。
以上、二つの例を挙げて説明しましたが、このように中級(jí)で出てくる文型は複雑です。しかし、この複雑な構(gòu)文を使うことによって、人の気持ちだけでなく、入り組んだ論詣の文を論理的に書(shū)くことも可能になるのです。
2、文型の微妙な意味
では、中級(jí)の文型のポイントについて、初級(jí)と比較しながらもう少し考えてみましょう。例えば、今読んでいる文章の中に「もうあんな人になんか會(huì)いたくもありません。」という文が出てきたとします。この文は初級(jí)で出てくる「もうあの人には會(huì)いたくありません?！工趣いξ膜趣嗓`うのでしょうか。また、この文はどんなときに使われるのでしょうか。
(10)もうあの人には會(huì)いたくありません。
(11)もうあんな人になんか會(huì)いたくもありません。
あの人をAさんとしましょう。Aさんは私の友人で、今までずっと親しくつきあってきました。ところがAさんはBさんにわたしの悪口を言ったそうです。わたしはもうAさんに親しみを 持てなくなりました。もうあの人には會(huì)いたくありません。もちろん話したくもないし、一緒に何かするのも嫌です。こういう気持ちを表すのに初級(jí)の(10)「もうあの人には會(huì)いたくありません?！工趣いξ膜扦?、その気持ちがそれほど強(qiáng)く伝わってきません。しかし、(11)「もうあんな人になんか會(huì)いたくもありません?！工妊预Δ取ⅰ袱ⅳ稳恕工藭?huì)うのも嫌だという複雑な気持ちや、話題にするのさえ嫌だという強(qiáng)い気持ちを表すことができます。つまり「なんか」という軽視の意味を表すことばと、意味を強(qiáng)める「も」という助詞の両方を使うことによって、それができるのです。このほか中級(jí)では、初級(jí)で習(xí)った単純な文だけでは言い表せないニュアンス(微妙な意味の違い)とか心情を表現(xiàn)する方法が數(shù)多くあります。
例えば、主題化という一つの方法をとってみても、中級(jí)には話す人の気持ちや評(píng)価、判斷などの含まれたいろいろな表現(xiàn)の文型があります。
このような中級(jí)の文型やことばの使い方を知れば、學(xué)習(xí)者の日本語(yǔ)はより日本語(yǔ)らしく表情が豊かになってくるでしょう。また、書(shū)き言葉的な表現(xiàn)を知れば、論文を書(shū)くときに役に立つでしょう。より口語(yǔ)的な言い方を身につければ、日常の會(huì)話がもっと自然なものになるでしょう。簡(jiǎn)単な初級(jí)の言い方とは別の、より微妙な言い方で言おうとするときの、言い方を?qū)Wんでください。
3、文型のいろいろな働き
中級(jí)の他の特徴は、一つの文型にいろいろな意味や働きがあることです。初級(jí)で習(xí)った文型でも、中級(jí)では違う意味に使うことがあります。例を挙げると、
「ている」の文型の経験や記録を表す使い方です。
(12)モーツアルトは12歳のとき、オペラを作曲している。
(13)この子は5歳のときに、はしかにかかっている。
文型だけでなく、文法項(xiàng)目でも、初級(jí)とは違った使い方をするものがあります。例えば、使役文の使い方を見(jiàn)ましょう。
使役文の「人にあることをさせる」という意味の使い方以外の、思いやりや責(zé)任を感じているときの言い方です。
(14)おいしい御馳走を子供達(dá)に食べさせてやりたい。
(15)わたしの不注意で子供にけがをさせてしまった。
もう少し分かりやすくするために、もう一つ、やさしい初級(jí)の助詞を例にとって同じ形のことばのいろいろな使い方の例を見(jiàn)てみましょう。
(16)これは紙で作った人形です。 材料の「で」
(17)あしたA館で卒業(yè)パーテイーがあります。場(chǎng)所を表す「で」
(18)夫婦二人で花やを経営しています。 まとまりを表す「で」
(19)大風(fēng)で木が倒れてしまいました。 原因、理由を表す「で」
この4つの文の中に出てくる「で」は文中の働きがそれぞれ違います。表面に表れている形は同じでも、文の中の働きが違うのです。中級(jí)の學(xué)習(xí)が進(jìn)むにつれて、文の構(gòu)造も複雑になってきますが、その文の構(gòu)造と意味をしっかりとつかめば、同じ形のことばをいろいろな意味に使い分けることができるようになります。このような目でことばや文型を注意深く見(jiàn)ていると、分析的な力もついてきます。
4、勉強(qiáng)のポイント
では、このような中級(jí)文法の勉強(qiáng)をするときに、まとめをするためのいい方法があるでしょうか。その中の一つは、文型を使い方によって分類する方法です。これは、中級(jí)の教科書(shū)「日本語(yǔ)表現(xiàn)文型」中級(jí)1、2(築波大學(xué)日本語(yǔ)研究會(huì)編)において試みられています。ほかにも何かポイントがあるでしょうか。いろいろ考えられていますが、幾つかのポイントを挙げて、勉強(qiáng)する人の手掛かりになるように簡(jiǎn)単に説明してみましょう。
(1)動(dòng)作か、狀態(tài)か
(20)兄はテレビを見(jiàn)ながら、ごはんを食べています。
(21)この鷺は動(dòng)物でありながら、情け深い心を持っている。
例文の「ながら」のすぐ前のことばを見(jiàn)ると、動(dòng)作動(dòng)詞の「ます形」の「見(jiàn)」が來(lái)ています。この場(chǎng)合は例文(20)のように同時(shí)進(jìn)行の意味になります。けれども、例文(21)のように「ながら」の前に狀態(tài)をあらわす動(dòng)詞、ここでは「動(dòng)物であり」の「あり」や、い形容詞、な形容詞が來(lái)ると、逆接の「なのに」の意味になります。
また、文型によって、文末に制限が加わるかどうかを知っておくことは中級(jí)の文法の一つのポイントです。
(2)話す人の意志が表れている文か、客観的な敘述の文か
(22)林さん、日本語(yǔ)だけでなく、英語(yǔ)も勉強(qiáng)してください。
(23)日本語(yǔ)學(xué)校では日本語(yǔ)ばかりか、英語(yǔ)も勉強(qiáng)するんです。
例文(22)の「だけでなく」と例文(23)の「ばかりか」はだいたい同じ意味です。が、「だけでなく」の後には依頼文などを続けることができますが、「ばかりか」の後には話す人の意志が強(qiáng)く表れる依頼文や命令文を続けることはできません。
(24)日本で車を運(yùn)転するからには、日本の交通規(guī)則を守らなけらばならない。
この例文(24)の「からには」は「のだから當(dāng)然」という意味ですから、後には義務(wù)、意志、推量、依頼などの文が続きます。
(3)プラスか、マイナスか
(25)英語(yǔ)にかけては田中さんがクラスで一番じょうすです。
(26)中田さんときたら今日もまた遅刻したんです。
例文(25)のように「にかけては」の後にはプラスの評(píng)価の文が続きますが、例文(26)のように「ときたら」という文型の後にはマイナスの評(píng)価の文が続きます。
もん一つ例を挙げましょう。
(27)大聲を出したばかりに、病人が起きてしまった。
例文(27)のように「ばかりに」の後には、「ばかりに」の前にことが原因で悪い結(jié)果になってしまったという文が続きます。つまり、「ばかりに」のあとにはいつもマイナスの結(jié)果の文が続くわけです。ですから、當(dāng)然なことですが依頼文、命令文、願(yuàn)望の文などは來(lái)ません。
(4)個(gè)別的か、一般的か
「のに」と「には」は使い方も意味もよく似ています。しかし、まったく同じではありません。
(28)新宿へ行くのに、バスにしたら一時(shí)間もかかってしまった。
(29)新宿へ行くには、バスより地下鉄のほうがいいよ。
例文(28)の「のに」の後には個(gè)別的な文も一般的な文も続けることができます。しかし、例文(29)の「には」の後には一般的な內(nèi)容の文しか続けることができません。
(5)同じ主語(yǔ)か、違う主語(yǔ)か
文の前半と後半の主語(yǔ)が同じ場(chǎng)合と違う場(chǎng)合とで、文型の働きが違っていることがあります。この點(diǎn)についても整理して、押さえておいたほうがいいでしょう。
(30)彼はドアを開(kāi)けると、部屋の中に入っていきました。
(31)彼がドアを開(kāi)けると、部屋の中にお嬢様が寢ていました。
例文(30)は前半と後半の主語(yǔ)が同じで、例文(31)は違う主語(yǔ)です。ですから、例文(30)の「開(kāi)けると」は「開(kāi)けて」に置き換えることができます。が、例文(31)は「と」の働きが例文(30)とは違いますから「開(kāi)けて」におきかえることはできません。
(6)特別の言い方が続くか
中級(jí)では構(gòu)文のうえで使い方がきまっている副詞、特に呼応の副詞といわれるものがたくさん出てきます。「打ち消し」や「推量」などのような決まった言い方が続くものです。
(32)あの子はちっとも食べなかった。
(33)あの人はおそらく來(lái)ないでしょう。
このような副詞を呼応という點(diǎn)に気をつけて勉強(qiáng)すると、後に続く文の予測(cè)がつくようになります。このことは、文の読解をするときに非常に助けになります。特別の言い方が続くことばについては、ぜひ整理をして自分のリストを作って勉強(qiáng)してください。しかし、これについては「問(wèn)題について」のところでも詳しく述べますので、そちらを見(jiàn)てください。また、副詞のリストを最後につけました。
以上、文法の勉強(qiáng)をするときに參考になると思われるポイントについて書(shū)きました。
5、整理の方法
最後に、中級(jí)文法を勉強(qiáng)するときの整理方法、分類方法の例を挙げてみましょう。
*副詞 呼応するものを意味によって分類する。
それ以外のものの中で構(gòu)文や談話の構(gòu)成と関係の深いものを整理する。
*接続詞 談話の構(gòu)成と関係が深い。順接、逆接、添加というように働きによって整理、分類する。
*助詞相當(dāng)語(yǔ) 中級(jí)の初めから次々と出てくる「について」や「にとって」など。助詞と同じような働きをすることば。意味や働きや整理する。
*形式名詞 初級(jí)のころから出てくる「ことができる」の「こと」や「わけにはいかない」の「わけ」など。中級(jí)は形式名詞が多い。同じことばを集めて整理するとよい。
*古語(yǔ) 「べきだ」や「まい」などの、現(xiàn)代でもよくつかられている古語(yǔ)。
慣用表現(xiàn)の中によく出てくる?；钣盲韦ⅳ毪长趣肖辖泳Aの形が現(xiàn)代語(yǔ)と違うので注意が必用。
なお、勉強(qiáng)の參考になるように巻末に文法項(xiàng)目と文型のリストを付けました。どうぞ參考にしてください。
文法問(wèn)題
問(wèn)題1、この問(wèn)題は複雑な構(gòu)文を組み立てる時(shí)の方法を問(wèn)う問(wèn)題です。問(wèn)題は三つの部分から成り立っています。
(1)(2)は語(yǔ)と語(yǔ)や文と文を組み合わせる時(shí)の適當(dāng)な接続のことばを選ぶ問(wèn)題。
(3)(4)は文の性格を支配する副詞(いわゆる呼応の副詞など)に関する問(wèn)題。
(5)(6)は構(gòu)文からみて文末を考える問(wèn)題。
では、問(wèn)題例を見(jiàn)てみましょう。
問(wèn)題1(1)(2)の例
次の文の_____にはどれを入れたらよいか。1、2、3、4から最も適當(dāng)なものを一つ選んでください。
寢ているあいだに雨が降った_____、庭の石がぬれている。
1 とみられて 2 とみせて 3 とみて 4 とみえて (答え:4)
この問(wèn)題を考える手掛かりは、_____の前の文と後の文との関係です。この文では、後の文に目て見(jiàn)た様子が描かれていて、前の文でその原因を推量して述べています。
原因の推量_____、結(jié)果の狀態(tài)
という関係です。結(jié)果の狀態(tài)を見(jiàn)て、自発的に推量されること、考えられることを前の部分で述べるわけです。ここに、見(jiàn)る、見(jiàn)せる、見(jiàn)えるの三つの動(dòng)詞から派生した接続の言葉が選択肢としてあげられていますが、自発性の意味をもったものをさがすと、見(jiàn)える---とみえる---とみえてが思いあたるでしょう?！袱趣撙à搿工摔弦曇櫎坤堡扦胜瘜澫螭螛斪婴膜前盐栅丹欷毪趣いσ馕?、つまり「と思われる」「と考えられる」「とわかる」という意味があります。
次の例文も參考にしてください。
*隣の夫婦は仲が悪いとみえて、いつもけんかする聲が聞こえてくる。
*太郎は本が好きだとみえて、バスを待つ間も本を読んでいる。
問(wèn)題1(3)(4)の例
さしみはあまり_____。
1 好きでした 2 好きです
3 好きではありません 4 好きになるでしょう
(答え:3)
ベトナム語(yǔ)は全然_____。
1 分かりません 2 分かります
3 分かりました 4 分かるでしょう
(答え:1)
この問(wèn)題を解くポイントは、「あまり」や「全然」という副詞です。これらの副詞は必ず打ち消しの表現(xiàn)と一緒に使うことを思い出してください。このように副詞にはその副詞を使うことによって、文全體がある決まった形(打ち消し、推量、話す人の意志や判斷、部分否定などを表す文)に制限される場(chǎng)合がありますから、注意しなければなりません。
問(wèn)題1(5)(6)の例
大聲を出したばかりに、_____。
1 病人が起きるでしょう
2 病人が起きてしまいました
3 病人が起きてしまうじゃありませんか
4 病人が起きられるようになるかもしれません
(答え:2)
この問(wèn)題を解く鍵は「ばかりに」です?！袱肖辘恕工稀⑶挨颏?、悪い結(jié)果になってしまった、という意味を表す文型です。そして、話す人の後悔や殘念な気持ち、時(shí)には非難の気持ちを表します。ですから、「ばかりに」の後にはいつもマイナスの結(jié)果の文が続きます。このマイナスということが一つのポイントです。また、結(jié)果を述べるだけの文ということがもう一つのポイントになります。推量、依頼文、命令文、願(yuàn)望の文などを続けることはできません。
問(wèn)題2の例
次の文の_____の部分を別の言い方にした場(chǎng)合、最も近いものはどれか。1、2、3、4から最も適當(dāng)なものを一つ選んでください。
先生、すみません。あした父の友人が日本に來(lái)るんです。その人は日本語(yǔ)が全然分からないので迎えに行かなければいけないんです。
1 迎えに行かないわけではないんです
2 迎えに行くわけではないんです
3 迎えに行くわけにはいかないんです
4 迎えに行かないわけにはいかないんです
(答え:4)
この問(wèn)題は、複雑な心情やニュアンスを表現(xiàn)する手段、あるいは少し込み入った狀況を表現(xiàn)する手段を知っているかどうかの問(wèn)題です。この文の場(chǎng)合、迎えに行かないと父の友人が困るし、その人に対して失禮にもなるので、どうしても迎えに行かなければいけないと自分を義務(wù)づけています。このように自分で自分を規(guī)制するようなニュアンスを表現(xiàn)する文をさがしてみます。自分ではそうしたいという積極的な気持ちはないけれど、まわりの事情から考えて當(dāng)然そうするべきだ、そうしなけでばならないという気持ちを表現(xiàn)する時(shí)に適している文型は4です。
次の文も參考にしてください。
*あしたは大切な試験があるので、勉強(qiáng)しないわけにはいきません。
*先生に頼まれた仕事ですから、やらないわけにはいかないんです。
*どうしても必要な辭書(shū)なので、高いけれど買(mǎi)わないわけにはいきません。
問(wèn)題3の例
次の文の_____の部分の意味が、はじめの文の赤字の部分の意味と同じ場(chǎng)合には0、違う場(chǎng)合には*を書(shū)きなさい。
大雪のためあしたの試験は延期します。
( ) 母のため明るい色のスカーフを買(mǎi)いました。
( ) あなたは勉強(qiáng)のためと言って、そのテレビを買(mǎi)ったんでしょう。
( ) 病気のため試験が受けられませんでした。
(答え:**0)
この問(wèn)題は、ことばの用法や文構(gòu)造の分析力をトレーニングする問(wèn)題です。上の三つの文のように、表面に表れている形は同じでも、文中の働きが違う場(chǎng)合があります。「母のため」は、ある特別な利益、恩恵の対象を示す「ため」「勉強(qiáng)のため」は目的が何であるかを示す「ため」です。また「病気のため」の「ため」は原因や理由を言う時(shí)に使うものです。はじめの文は「大雪」という理由であしたの試験を延期するという意味ですから、同じ使い方の文は三番目の文、外の二つの文は違う使い方の文ということになります。中、上級(jí)へと學(xué)習(xí)が進(jìn)むにつれて、學(xué)習(xí)する文の構(gòu)造が複雑になってきますが、文の構(gòu)造をしっかりつかんで意味を考える練習(xí)をすれば、同じ型を使って別のいろいろな文を作る時(shí)に役立つでしょう。