ＷＨＯ＝世界保健機関は２日、新型インフルエンザの感染がオーストラリアなど南半球でも拡大していることから、世界的な 大流行を示す「フェーズ６に近づきつつある」と述べ、改めて警戒の必要性を訴えました。 これは、ＷＨＯのフクダ・ケイジ事務局長補代理が２日の會見で明らかにしたものです。 フクダ氏は、イギリスや日本に加えオーストラリアやチリなど南半球でも感染が拡大していて、「幾つかの國では地域內(nèi)で の感染へと移行しつつある」とし、世界的大流行を示す「フェーズ６に近づきつつある」との見方を示したものです。 ＷＨＯは、南半球の地域內(nèi)での感染拡大をフェーズ引き上げのひとつの條件としていますが、フクダ氏は、それを裏付ける 証拠はまだ得られていないことも強調(diào)しました。 またフクダ氏は、１日に専門家グループから警戒レベルの引き上げには「感染の地理的な広がりだけでなく、ウィルスの毒 性の強さも考慮すべきだ」と改めてアドバイスを受けた事も明らかにしており、フェーズ引き上げには社會的影響も考慮した 慎重な判斷が求められるものと見られます。（03日07:01）
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