日語(yǔ)閱讀學(xué)習(xí):報(bào)刊雜志精品選讀第10期

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天聲人語(yǔ)精選一
    19世紀(jì)末、アイルランドにチャールズ・ボイコットという名の農(nóng)地管理人がいた。強(qiáng)権ぶりに小作人たちが反発し、示し合わせて、彼の発する命令はおろか朝夕のあいさつも無(wú)視する作戦に出た。不參加とか不買の抗議行動(dòng)を意味するボイコットはこれに由來(lái)する。
    日本製品に対するボイコットが中國(guó)で激発している。きっかけは教科書(shū)検定や國(guó)連改革など最近の日本の動(dòng)きにあるようだが、狙われる側(cè)はたまらない。アサヒビールや味の素などが一部の店で撤去された。ジャスコやイトーヨーカ堂は窓や広告板を割られた。昨日、北京では「日本製品排斥」を叫ぶデモ隊(duì)が、日本大使館や和食店に押し寄せた。
    不買の標(biāo)的とされた企業(yè)の大半は、中國(guó)紙に「歴史を歪曲(わいきょく)する教科書(shū)に援助した」と名指しされているが、これは誤報(bào)である。和食店やスーパーはたまたまデモの沿道にあり、日本の象徴として目についたらしい。
    日貨排斥は明治末期からアジア各地で何度も起きた。70年代初め、タイでは日本の象徴としてデパートの大丸が狙われた。米國(guó)との貿(mào)易摩擦の季節(jié)には、日本車がこれ見(jiàn)よがしにたたき壊された。
    その米國(guó)もいま息の長(zhǎng)いボイコットを浴びる。イラク政策に憤る不買の波は、中東だけでなく歐州や南米でも靜かに続く。外食ではマクドナルド、飲料ならコカコーラあたりが常に標(biāo)的となる。
    あのボイコット氏は結(jié)局、小作人の抵抗で土地を追われ、不名譽(yù)を歴史に刻んだ。今回の事態(tài)も、対応次第ではさらにこじれてしまう。なにより外交の機(jī)敏さ、冷靜さが問(wèn)われる。2005年04月10日(日曜日)付
    東京では、2日続けて初夏を思わせる陽(yáng)気となった。咲いたばかりと思っていた桜が、場(chǎng)所によっては散り始めた。
    昨日都心の公園では、時(shí)折強(qiáng)く吹き抜ける春風(fēng)に乗って花びらが高く舞っていた。周囲の常緑樹(shù)の枝を離れた春落ち葉と絡(luò)み合う。それも興趣だが、風(fēng)よ、せめて2日ほど吹かずにおれないかという思いもした。
    『源氏物語(yǔ)』に、風(fēng)に散る花を惜しみつつ姫君や女房が歌を詠むくだりがある?!笚@ゆゑ風(fēng)に心のさわぐかな思ひぐまなき花と見(jiàn)る見(jiàn)る」。桜ゆえに風(fēng)が吹くたびごとに心も落ち著かない、思うかいのない桜とは知りながら(『新日本古典文學(xué)大系』)。
    桜の花は、過(guò)ぎ去った人々の姿や思いを、後世の人々がしのぶよすがでもある?!甘终郅陙?lái)し花の色香はうすくともあはれみたまへ心ばかりは」。この良寛の歌は、西行法師の墓前で詠まれた。西行の作「仏には桜の花をたてまつれわが後の世を人とぶらはば」に応じたという(宮柊二「良寛の人と歌」)。
    〈さまざまのこと思ひ出す桜かな 芭蕉〉。桜のタイムカプセルのような作用は、人が自らの生を振り返るのを促す。1年前や、そのまた1年前のことを桜が思い起こさせる。以前にはあって、今は無(wú)くなったものや人を思う。あるいは、前には無(wú)くて今あるものや人を見(jiàn)やる。
    桜前線は、來(lái)週には新潟辺りに達(dá)するという。地震では多くのものや人が失われた。今年の桜は、つらい思いを誘うかもしれない。しかし、そういう年こそ、律義に花開(kāi)く桜の姿が、人々の力を呼び起こすようにと念じたい。2005年04月08日(金曜日)付