天聲人語08年07月01日

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重新審視便利店
    「タマゴが先か、ニワトリが先か」は、因果関係をめぐる水掛け論のたとえである。コンビニエンスストアの普及と生活の深夜化も、どちらがタマゴでニワトリなのか、白黒つけにくいものの一つだろう。 
    “先有雞還是先有蛋”比喻的是圍繞因果關(guān)系的抬死杠。24小時便利店的普及與生活的深夜化,何者為雞何者為蛋,也是一件難以明辨是非曲直的事情吧。
    お目見えした頃のうたい文句は、「開(あ)いててよかった」だった。夜中に何かが必要になって、その通りに感謝した人は多かったはずだ。それがいつしか、24時間開いているのを前提に、人は暮らしを組み立てるようになった?!?BR>    便利店剛剛問世的時候,曾有過這樣的歌頌之詞:“一直開著門,真是太好了”。半夜時分有什么需要的時候,應(yīng)該有很多人會對便利店發(fā)出這樣的感謝吧。不知什么時候開始,人們安排生活都是以便利店24小時營業(yè)為前提了。
    いまや、単なる小売店を超えた存在である。公共料金の支払いや、宅配便など多彩な橫顔をあわせ持つ。さらに、ストーカーに追われるなどした女性の駆け込みが、年に1萬3千件を超す。うち半數(shù)近くは深夜に起きている?!?BR>    現(xiàn)在的便利店已經(jīng)不單純是小賣部了,它同時還具有公共費用的支付、上門快遞等多彩的側(cè)面。而且,女性被跟蹤狂追趕后奔入店內(nèi)避難的事,一年內(nèi)發(fā)生了一萬三千多件。當(dāng)中近半數(shù)是在深夜發(fā)生的。
    その深夜営業(yè)の規(guī)制などを検討する自治體が、相次いでいるという。省エネや、二酸化炭素の排出を減らすのが主な狙いだ。不夜城の明かりを消すことで、エネルギー消費の多い深夜型の生活を見直す。そんな理念も攜えてのことらしい。
    據(jù)說不斷有自治團(tuán)體在討論限制深夜?fàn)I業(yè)的問題。其主要目的在于節(jié)約能源、減少二氧化碳排放等。同時似乎還包含著一個理念,即:通過減少不夜城的燈光,來重新審視能源消耗巨大的深夜型生活。
    コンビニが煌々(こう·こう)と輝くのは、夜にさまよう人たちを明るさで引き寄せるためか。とはいえ、早じまいをしたところで冷蔵庫は止められない。それやこれやで、不夜城の派手さに比べれば、実際の効果はごく薄いという。 
    便利店的燈火輝煌是為了用光亮吸引徘徊在夜色中的人吧。盡管如此,就算早些關(guān)門,冰箱是無法關(guān)掉的。如此種種,比起不夜城的華麗氣派來,據(jù)說實際效果是極為有限的。
    明かりを消させても、それだけでは「ねらい撃ち」に終わってしまう。コンビニに限らず、少しずつでも便利さを捨てていく決意が誰にも必要だろう。素樸な時代に戻れるかどうかは心もとないけれど、今の暮らしにどっぷりでは地球が守れないのは、もう明らかなのだから。
    就算熄滅了燈光,僅僅如此只能算是“瞄準(zhǔn)目標(biāo)”了。不僅限于便利店,每個人都必須有逐步一點點地舍棄些許方便的決心吧。雖然不能斷言是否能夠回歸生活簡樸的時代,但沉湎于現(xiàn)在的生活就無法保住我們的地球。這一點已經(jīng)是很明確的。
    コンビニエンスストアの深夜営業(yè)の規(guī)制や自粛要請を検討する自治體が相次いでいる。朝日新聞が47都道府県と17政令指定都市に聞いたところ、10自治體が検討中か検討予定であることが分かった。地球溫暖化対策などをアピールする狙いだが、「年中無休·24時間営業(yè)」を基本とする業(yè)界は強く反発している。