デジタルカメラ ——現(xiàn)在に至る軌跡——
約20 年前の昭和56(1981)年、ソニー株式會(huì)社から磁気記録方式による電子スチルビデオカメラ「マビカ(試作機(jī))」が発表されました。市販されるにはいたらなかったものの、「マビカ」の寫真システムは大きな話題となり、各社とも研究開発を本格的にスタートさせました。このシステムは従來の銀塩を使用する寫真と異なり、光を電気信號(hào)に変換する CCD(電荷結(jié)合素子)や磁気ディスクといったアナログビデオ技術(shù)を採(cǎi)用した全く新しいシステムでした。
昭和61(1986)年、キヤノン株式會(huì)社から電子スチルビデオカメラ「RC-701」が世界で初めて市販され、その後各社から多くの機(jī)種が製造販売されました。そして電子スチルビデオカメラは、畫像記録方式をアナログ方式からデジタル方式に、記録媒體を半導(dǎo)體メモリーにするなどして銀塩カメラの畫質(zhì)に近づける改良を続け、現(xiàn)在では「デジタル(スチル)カメラ」として広く知られ、使われるようになりました。
平成9(1997)年ごろから半導(dǎo)體メモリーの低価格化や、パーソナルコンピュータの普及、そして畫像処理ソフトの発展に応じて、畫像入力機(jī)器としてデジタルカメラは爆発的に普及していきました。近年では、かつての業(yè)務(wù)用機(jī)種の性能を上回る 200~ 300萬畫素のデジタルカメラがパーソナルユースとして當(dāng)たり前となり、また現(xiàn)行の業(yè)務(wù)用機(jī)種でも比較的安価なものが數(shù)多く発売されています。
特別展「デジタルカメラ ——現(xiàn)在に至る軌跡——」は、「マビカ」から始まった、電子スチルビデオカメラからデジタル(スチル)カメラへの移り変わりとデジタルカメラのめざましい進(jìn)歩を、周辺機(jī)器や記録媒體などの変遷とともにたどっていき、デジタルカメラの発展が今後の寫真界全體の発展にどのように関わってゆくのかを考える機(jī)會(huì)とするものです。
また、寫真家のデジタルカメラで撮影した作品を展示するコーナーや、毎週土曜日曜の午後には実演で畫像処理やプリントを楽しめるコーナーを設(shè)け、デジタルカメラで広がる新しい映像の世界を體験していただけます。
展示予定機(jī)種より
「ソニー マビカ(試作機(jī))」(昭和56(1981)年、ソニー)
ソニーが発表した世界最初の電子スチルビデオカメラ。CCD(電荷結(jié)合素子)や磁気ディスクなどアナログビデオ技術(shù)を応用。誕生から 3 年後の昭和59(1984)年に開催されたロスアンゼルス五輪の報(bào)道用途に改良型がテスト使用され、その後の量産機(jī)開発に際して貴重なデータを殘した。
「キヤノン スチルビデオカメラ RC-701」(昭和61(1986)年、キヤノン)
世界初の市販スチルビデオカメラ。登場(chǎng)當(dāng)時(shí)の価格はボディのみで39萬円。システム一式を揃えると約500萬円と高価格であり、主として報(bào)道、業(yè)務(wù)用に使用された。
「カシオ QV-10A」(平成8(1996)年、カシオ計(jì)算機(jī))
平成7(1995)年にカシオ計(jì)算機(jī)が発売した「QV-10」は、総畫素?cái)?shù)は38萬畫素と多くはないが、液晶モニタを內(nèi)蔵し、6萬5千円(消費(fèi)稅別)という當(dāng)時(shí)としては破格の低価格で話題と集め大ヒット作となった。
「QV-10」は、翌年の平成8(1996)年、機(jī)能はそのままで価格を4萬9千8百円(消費(fèi)稅別)に下げた「QV-10A」に発展し、デジタルカメラの普及に貢獻(xiàn)。
「オリンパス キャメディア C-1400L」(平成9(1997)年、オリンパス光學(xué)工業(yè))
當(dāng)初はプロフェッショナル用途とされていた総畫素?cái)?shù)100萬畫素超の「メガピクセル機(jī)」も、この頃からアマチュア向け機(jī)種として続々と誕生、「キャメディア C-1400L」は、畫素?cái)?shù)以外にも同社のズームレンズ固定の銀塩一眼レフカメラ「L シリーズ」に近いデザインなどの機(jī)能を有し、銀塩カメラとデジタルカメラの間の違和感を少なくした、メガピクセル機(jī)草創(chuàng)期を代表する機(jī)種.
「ニコン COOLPIX 950」(平成11(1999)年3月、ニコン)
総畫素?cái)?shù)200萬畫素超の「2メガピクセル機(jī)」を代表する機(jī)種.総畫素?cái)?shù)211萬畫素の 1/2(インチ)型 CCD を內(nèi)蔵し、35mm(135判)換算38~115mm相當(dāng)の 3 倍ズームレンズを裝著。
10コマ連続撮影をして、その中から一番ブレが少ないと見做せる畫面のみを記録する「ベストショットセレクタ」機(jī)能を搭載.
「ニコン D1」(平成11(1999)年9月、ニコン)
デジタルカメラの発展に伴って、報(bào)道、業(yè)務(wù)用などのプロフェッショナル向けに銀塩一眼レフカメラをベースにしたデジタルカメラも開発されてきた。しかし、そのほとんどは100萬円以上もする高価格なものであった。
「ニコン D1」はプロフェッショナル使用にも十分満足する性能を持つ一方で、65萬円(消費(fèi)稅別)という低価格で発売され、ハイアマチュア等に対しても高品質(zhì)デジタル寫真への門扉を開いた。
「フジフイルム ファインピックス PR21 プリンカム」(平成11(1999)年11月、富士寫真フイルム)
インスタントフィルム(42×62mm)プリンタを內(nèi)蔵、寫したその場(chǎng)で複數(shù)のプリント(42×62mm)も作成できるデジタルカメラ。
同社のインスタント寫真システム「フォトラマ」は、偶然にも「マビカ」と同じ昭和56(1981)年に誕生している。デジタル寫真とインスタント寫真という「寫したものをすぐに見ることのできる」システム同士を組み合わせた機(jī)種.
約20 年前の昭和56(1981)年、ソニー株式會(huì)社から磁気記録方式による電子スチルビデオカメラ「マビカ(試作機(jī))」が発表されました。市販されるにはいたらなかったものの、「マビカ」の寫真システムは大きな話題となり、各社とも研究開発を本格的にスタートさせました。このシステムは従來の銀塩を使用する寫真と異なり、光を電気信號(hào)に変換する CCD(電荷結(jié)合素子)や磁気ディスクといったアナログビデオ技術(shù)を採(cǎi)用した全く新しいシステムでした。
昭和61(1986)年、キヤノン株式會(huì)社から電子スチルビデオカメラ「RC-701」が世界で初めて市販され、その後各社から多くの機(jī)種が製造販売されました。そして電子スチルビデオカメラは、畫像記録方式をアナログ方式からデジタル方式に、記録媒體を半導(dǎo)體メモリーにするなどして銀塩カメラの畫質(zhì)に近づける改良を続け、現(xiàn)在では「デジタル(スチル)カメラ」として広く知られ、使われるようになりました。
平成9(1997)年ごろから半導(dǎo)體メモリーの低価格化や、パーソナルコンピュータの普及、そして畫像処理ソフトの発展に応じて、畫像入力機(jī)器としてデジタルカメラは爆発的に普及していきました。近年では、かつての業(yè)務(wù)用機(jī)種の性能を上回る 200~ 300萬畫素のデジタルカメラがパーソナルユースとして當(dāng)たり前となり、また現(xiàn)行の業(yè)務(wù)用機(jī)種でも比較的安価なものが數(shù)多く発売されています。
特別展「デジタルカメラ ——現(xiàn)在に至る軌跡——」は、「マビカ」から始まった、電子スチルビデオカメラからデジタル(スチル)カメラへの移り変わりとデジタルカメラのめざましい進(jìn)歩を、周辺機(jī)器や記録媒體などの変遷とともにたどっていき、デジタルカメラの発展が今後の寫真界全體の発展にどのように関わってゆくのかを考える機(jī)會(huì)とするものです。
また、寫真家のデジタルカメラで撮影した作品を展示するコーナーや、毎週土曜日曜の午後には実演で畫像処理やプリントを楽しめるコーナーを設(shè)け、デジタルカメラで広がる新しい映像の世界を體験していただけます。
展示予定機(jī)種より
「ソニー マビカ(試作機(jī))」(昭和56(1981)年、ソニー)
ソニーが発表した世界最初の電子スチルビデオカメラ。CCD(電荷結(jié)合素子)や磁気ディスクなどアナログビデオ技術(shù)を応用。誕生から 3 年後の昭和59(1984)年に開催されたロスアンゼルス五輪の報(bào)道用途に改良型がテスト使用され、その後の量産機(jī)開発に際して貴重なデータを殘した。
「キヤノン スチルビデオカメラ RC-701」(昭和61(1986)年、キヤノン)
世界初の市販スチルビデオカメラ。登場(chǎng)當(dāng)時(shí)の価格はボディのみで39萬円。システム一式を揃えると約500萬円と高価格であり、主として報(bào)道、業(yè)務(wù)用に使用された。
「カシオ QV-10A」(平成8(1996)年、カシオ計(jì)算機(jī))
平成7(1995)年にカシオ計(jì)算機(jī)が発売した「QV-10」は、総畫素?cái)?shù)は38萬畫素と多くはないが、液晶モニタを內(nèi)蔵し、6萬5千円(消費(fèi)稅別)という當(dāng)時(shí)としては破格の低価格で話題と集め大ヒット作となった。
「QV-10」は、翌年の平成8(1996)年、機(jī)能はそのままで価格を4萬9千8百円(消費(fèi)稅別)に下げた「QV-10A」に発展し、デジタルカメラの普及に貢獻(xiàn)。
「オリンパス キャメディア C-1400L」(平成9(1997)年、オリンパス光學(xué)工業(yè))
當(dāng)初はプロフェッショナル用途とされていた総畫素?cái)?shù)100萬畫素超の「メガピクセル機(jī)」も、この頃からアマチュア向け機(jī)種として続々と誕生、「キャメディア C-1400L」は、畫素?cái)?shù)以外にも同社のズームレンズ固定の銀塩一眼レフカメラ「L シリーズ」に近いデザインなどの機(jī)能を有し、銀塩カメラとデジタルカメラの間の違和感を少なくした、メガピクセル機(jī)草創(chuàng)期を代表する機(jī)種.
「ニコン COOLPIX 950」(平成11(1999)年3月、ニコン)
総畫素?cái)?shù)200萬畫素超の「2メガピクセル機(jī)」を代表する機(jī)種.総畫素?cái)?shù)211萬畫素の 1/2(インチ)型 CCD を內(nèi)蔵し、35mm(135判)換算38~115mm相當(dāng)の 3 倍ズームレンズを裝著。
10コマ連続撮影をして、その中から一番ブレが少ないと見做せる畫面のみを記録する「ベストショットセレクタ」機(jī)能を搭載.
「ニコン D1」(平成11(1999)年9月、ニコン)
デジタルカメラの発展に伴って、報(bào)道、業(yè)務(wù)用などのプロフェッショナル向けに銀塩一眼レフカメラをベースにしたデジタルカメラも開発されてきた。しかし、そのほとんどは100萬円以上もする高価格なものであった。
「ニコン D1」はプロフェッショナル使用にも十分満足する性能を持つ一方で、65萬円(消費(fèi)稅別)という低価格で発売され、ハイアマチュア等に対しても高品質(zhì)デジタル寫真への門扉を開いた。
「フジフイルム ファインピックス PR21 プリンカム」(平成11(1999)年11月、富士寫真フイルム)
インスタントフィルム(42×62mm)プリンタを內(nèi)蔵、寫したその場(chǎng)で複數(shù)のプリント(42×62mm)も作成できるデジタルカメラ。
同社のインスタント寫真システム「フォトラマ」は、偶然にも「マビカ」と同じ昭和56(1981)年に誕生している。デジタル寫真とインスタント寫真という「寫したものをすぐに見ることのできる」システム同士を組み合わせた機(jī)種.