日本の食文化---お茶漬け

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ご飯にお茶をかけて食べる、なんていったい誰(shuí)が考えたのだろう。ご飯とお茶、この素樸でシンプルな味わいがいつの間にか私たちを魅了して、ときおり戀しくなったりする。ちょっと小腹のすいた時(shí)やあっさりしたものを食べたい時(shí)などにお茶漬けはぴったりだ。このあっさり加減がお茶漬けの魅力の一つだと思う。ご飯とお茶さえあればできるお茶漬けは、昔は粗飯の代名詞になっていたが、近年ではさまざまなバリエーションが考えられ、「鯛茶漬け」や「うな茶漬け」など豪華なお茶漬けがある。
    わたしが一番好きなお茶漬けはなんといっても梅干しを入れた「梅茶漬け」。梅干しのすっぱい味がお茶とごはんにからみあってなんともいえないハーモニーをかもし出す。そのほか海苔を入れた「海苔茶漬け」、鮭をいれた「鮭茶漬け」、昆布の佃煮をいれた「昆布茶漬け」などもおいしい。
    お茶漬けに欠かせないものといえば漬け物。漬け物も日本の食文化を代表する食品の一つだ。主に野菜などを副材料でつけてつくられるもので代表的なものは、塩漬け、ぬか漬け、ぬかみそ漬け、粕漬け、酢漬け、コウジ漬け、みそ漬け、しようゆ漬け、カラシ漬けなどがある。お茶漬けにはどんな漬け物でも合う。さっぱり味のお茶漬けを食べながら少し塩っぱい漬け物をつまむとお茶漬けを何杯でも食べられそう。
    ◆鯛茶漬けの作り方
    刺身用の新鮮な鯛、ごはん、出汁、塩、しょうゆ、わさび、海苔
    1.鯛は薄く切ってしょうゆにつけておく。
    2.出汁に薄い塩味をつける。
    3.ごはんの上に鯛をならべ、熱い出汁を注ぐ。
    4.わさびを少しのせ、細(xì)く切った海苔をふりかける。