精彩日文晨讀(7)

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卯の花曇(うのはなぐもり)  どんなお天気でも
    四月のことを卯月というのは、卯の花の咲く季節(jié)だからという説が一般的です。卯の花は空木のこと。幹(みき)の中が空洞(くうどう)なので、こう呼ばれつようになりました。
    こぼれつように咲く白い花は、よく、雪やつき、雲(yún)、波などにたとえられます。卯月の雪、雪見草(ゆきみぐさ)、夏雪草(なつゆきぐさ)、潮見草(しおみぐさ)、水晶花(すいしょうか)など、さまざまな異稱(いしょう)でも呼ばれてきました。
    「卯の花腐し」といえば、この時期、卯の花を腐らせるように降る長雨(ながあめ)のことです。
    そして、この時期の曇りがちな空が「卯の花曇り」です。晴れの日もよし、雨の日もよし、曇りの日もまたよし。
    卯の花の背景には、どんな空模様も似合います。
    卯の花(うのはな) 名 卯花  水晶花
    空木(いつぎ) 名 溲疏花 水晶花
    幹(みき) 名 枝干
    こぼれる  自一 凋謝!
    空模様(そらもよう) 名 天氣狀況