東山魁夷『風(fēng)景との巡り合い』3

字號(hào):


    薄曇り空に三角形紅葉の山のイメージが浮かんだ。
    凋落の冬を前にしての、秋山の豊かさと靜けさ。
    イメージの山を追って、いくつもの紅葉の山を?qū)懮筏俊?BR>    しかし、どこにでもあり、また、どこにもない山を描いた。
    冬華
    
    霧氷の樹(shù)は、白い珊瑚のように枝を空へひろげる。
    枝の交錯(cuò)が醸し出す夢(mèng)幻的な音律と、冬の靜寂感。