日語閱讀:東京愛情故事—部分腳本(1)

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《東愛》腳本 第1回「出會いと再會」
    第1回で、リカがガソリンスタンドに積(つ)んであった缶を、蹴飛ばした後、完治の手を引いて走り、公園まで行ったあと、完治を慰めるためなのか、自分のことを話したかったのか、とにかく、完治に話したこと。リカは、小さいころから転校が多くて、10代の頃は海外暮らし。長いつきあいの友達は一人もいない。 でも、明るく生きていたりするんだけれども、やっぱり寂しく感じる夜もあったんだろうな、なんて思わせてくれるセリフでした。
    きっと、このセリフを聞いて、海外で生活している人や、會いたい人がいても、遠くに居てなかなか逢えない人は、じーんときたりしたんじゃないのかな。僕も、その一人です。リカ「仲良くしてた友達たちも、今はどこでどうしていることか、でも、寂しい訳じゃなくって、例えば、寂しいことがあっても、眠れない夜があってもさ、そんな時はこうやって、星空を見上げる。きっと世界中にもこうしている人がいっぱいいてさ、みんな、それぞれ、一人っきり。行ったり來たりしてるんだけど、でも、見上げた星空は一つなんだ。
    (「東京ラブストーリー」 第1回 腳本:坂元裕二)
    いつまでたっても帰れないね
    公園を歩くリカとカンチ。すでに夜中の12時を回っています。
    場所は日本青年館の屋上からNHKホール北の広場に移っています。
    家に帰らなくちゃとお別れを言おうとしますが、二人ともなかなか言い出せません。
    完治「じゃあ、また明日」
    リカ「もう今日だよ」
    完治「あ、そっか」
    リカ「そ」
    完治「じゃあ、また後で」
    リカ「寢坊しないように」
    完治「目覚ましかけて」
    リカ「パジャマ著て」
    完治「歯磨いて」
    リカ「毛布にくるまって」
    完治「いい夢見て」
    リカ「カンチの夢でも見ようかな」
    完治「じゃあ、俺も」
    リカ「じゃ」
    完治「じゃ」
    リカ「ばいばい」
    リカ「おやすみ」
    完治「おやすみ」
    完治「寢坊するなよ」
    リカ「それさっき言った」
    完治「ああ、そっか。 いい夢見て」
    リカ「それも」
    完治「そっか」
    リカ「なんか、これじゃ、いつまでたっても帰れないね」
    完治「そんな夜もあるよ」
    リカ「うん」
    リカ「じゃあさ、こうしよう。せいので一緒に後ろ向くの」
    完治「おっけー」
    二人「せーの」
    後ろを向く完治、それを見ているリカ
    完治「ずっちーな」
    リカ「かんち」
    完治「なに」
    リカ「かんち」
    完治「なんだよ」
    リカ「かんち」
    完治「だから、なに」
    リカ「かんち、好き。あ、言っちゃった?;冥筏い省?BR>    完治「ちょ、何言ってるんだ」
    リカ「おやすみ」と、キスする
    完治「ちょっと、まてよ」