「野 心」
<やしん>
「狼子野心」
<ろうしやしん>
人に悪いことをしようとする心。
ひそかに抱いている無理のある望み。野望。
楚の國の子良(しりょう)に子どもが生まれました。
越椒(えつしょう)と名づけました。
ある時、子良の兄の子文(しぶん)が忠告しました。
「殘念だが、この子を殺してしまいなさい。
この子の姿は、まるで熊や虎のようで、聲は山犬や狼のようだ。
この子を殺さなければ、きっと我が一族は滅ぼされてしまうだろう。
「狼の子は、いくら飼いならしても野生の心を失うことなくその飼い主に害を與えてしまうものだ」
というが、この子はまさにその狼の子だ?!?BR> 子良は父親として、そんな忠告を聞き入れることなどできませんでした。
しかし、成長した越椒は親族を皆殺しにして楚國の王に謀叛を企てて世の中を亂すことになりました。
殘念ながら子文が予測したとおりになってしまったのです
<やしん>
「狼子野心」
<ろうしやしん>
人に悪いことをしようとする心。
ひそかに抱いている無理のある望み。野望。
楚の國の子良(しりょう)に子どもが生まれました。
越椒(えつしょう)と名づけました。
ある時、子良の兄の子文(しぶん)が忠告しました。
「殘念だが、この子を殺してしまいなさい。
この子の姿は、まるで熊や虎のようで、聲は山犬や狼のようだ。
この子を殺さなければ、きっと我が一族は滅ぼされてしまうだろう。
「狼の子は、いくら飼いならしても野生の心を失うことなくその飼い主に害を與えてしまうものだ」
というが、この子はまさにその狼の子だ?!?BR> 子良は父親として、そんな忠告を聞き入れることなどできませんでした。
しかし、成長した越椒は親族を皆殺しにして楚國の王に謀叛を企てて世の中を亂すことになりました。
殘念ながら子文が予測したとおりになってしまったのです