天天讀日語(中日對照)(二十)11

字號:

日本への洗濯
    朝刊に挾み込まれて屆いた衆(zhòng)院選の選挙公報(bào)を見る。東京の各政黨から來た原稿を、都選管がそのまま印刷して発行した。黨首や候補(bǔ)者の寫真、キャッチフレーズがひしめく中に、短い一文が目についた。
    キャッチフレーズ[5]
    〔catch phrase〕〔広告などで〕相手に強(qiáng)い印象を與えるために使う、短い効果的な言葉.うたい文句。惹句(ジヤツク)。
    ひしめ?く[3]:
    人がおおぜい集まって、押し合い、騒ぎ立てる?!参拿}により、同類のものがたくさん集まってきて激しい競合いをする意にも用いられる〕「見物人が―」
    看到了夾在早報(bào)中送來的眾議院選舉公報(bào)。東京都選舉管理中心把各政黨提交的資料原封不動地印刷發(fā)行了。在各政黨領(lǐng)袖、候選人的照片、宣傳競選口號云集的資料中,有一短句吸引了我。
    「日本を今一度洗濯いたし申し候」。幕末の志士、坂本龍馬の言葉で、姉の乙女に送った手紙の中に出てくる。徳川幕府に対し、薩長連合を策して大政奉還に力を盡くした龍馬の心意気と気迫が伝わってくる。
    おとめ[2]:
    年の若い女。また、未婚の女性。むすめ。しょうじょ。処女
    さっちょうれんごう:
    1866年第二次長州征伐を前にして薩長両藩が結(jié)んだ攻守同盟。坂本竜馬らの斡旋で長州の木戸孝允と薩摩の西郷隆盛らの間で成立。
    大政奉還:
    政権を天皇に返上すること。慶応三年(一八六七)一〇月一四日、江戸幕府の第一五代將軍徳川慶喜(とくがわよしのぶ)が政権を朝廷に返上することを申し入れ、朝廷が翌一五日それを受け入れたこと。これによって鎌倉幕府以來約七〇〇年続いてきた武家政治は終了した。
    “現(xiàn)在到了對日本再次進(jìn)行大洗牌的時候了?!边@是幕府末年的義士、坂本龍馬,在給他未婚姐姐書信中的一句話。傳達(dá)了龍馬為了對抗德川幕府, 策劃蕯摩長州兩地聯(lián)合,促使幕府將政權(quán)歸還天皇的決心和氣魄。
    言葉は古びていないし、「洗濯」は今の日本にも大いに必要だと思われる。しかしこれが、「改革を止めるな?!工违悭氓隶榨飑`ズや黨首の寫真とともに、選挙公報(bào)の一角に置かれているのは、いささか違和感がある。
    這句話并不過時,而且人們認(rèn)為現(xiàn)在的日本的確有進(jìn)行大洗牌的必要。但是,這其中,“不要進(jìn)行改革”的宣傳口號卻和政黨領(lǐng)袖的照片一同被印刷在選舉公布的一角,令人多少覺得不協(xié)調(diào)。
    この文の下には「TOKYO自民黨も、この言葉のように、斷固とした決意をもって改革に臨みます」とある。多くの日本人の心をつかむ龍馬の言葉と並んでいるのを見て、気恥ずかしい思いもしたが、ほかの各黨がどんな「日本の洗濯」を掲げているかを公報(bào)で橫斷的に見るきっかけにはなった。
    在此文下方,東京的自民黨也表達(dá)了自己會像這句話一樣,以堅(jiān)強(qiáng)的意志進(jìn)行改革。看到這些句子和深深打動日本人內(nèi)心的、龍馬的話語排在一起,不禁覺得十分尷尬。但也因此想要看看公報(bào)、看看其他政黨又要對日本進(jìn)行怎樣的“洗牌”。
    アメリカからペリーの黒船が來航して、歐米の列強(qiáng)の脅威にさらされた龍馬の時代には、日本という國の成り立ちそのものが大きく揺らいだ。そこまでの切迫感はないとはいえ、今の日本でも、將來の國の成り立ちが大きく揺らぐような難題は數(shù)多くある。
    くろふね[0]「黒船」
    昔外國から來た、黒塗りの大船?!勃M義では、江戸時代の末、歐米から來航した艦船を指す〕
    美國的伯力駕駛黑色大船來到日本,在這個受到歐美列強(qiáng)威脅的龍馬時代里,日本這個國家其存在都受到了巨大的影響。雖說如今并沒有當(dāng)時那種嚴(yán)重的緊迫感,但現(xiàn)今的日本,還是有很多可能會影響到將來立國之本的難題。
    公報(bào)では、各黨それぞれに、課題と方策をあげていた。しかし、くっきりと目に浮かんでくるような「洗濯」の仕方は、なかなか見あたらない。龍馬ならどんな「洗濯」をするのか、聞いてみたい気がした。
    くっきり[3](副)―と/―する
    色?輪郭?境界線などが、周囲のものから明確に區(qū)別されて印象づけられることを表わす。
    在公報(bào)中,各個政黨也都各自提出了解決這個課堂的方案對策。但是,能夠非常醒目的這種“洗牌”方式,卻無論如何也找尋不到。讓人不由地產(chǎn)生一種想法,真的想問一問,如果是龍馬本人,他又會采取怎樣的“洗牌”方式呢?