讀新聞學日語(中日對照)(十一)

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生きようとしているペット
    小さなブタにひもをつけて散歩をさせている女性を何度か見たのは、3カ月ほど前だった。高速道路の下を車が激しく行き交う東京都心の交差點を、ピンク色のブタがちょこちょこ行く。
    經(jīng)??吹脚灶I著系著繩子的小豬崽散步是在三個多月前的事了。高速公路下,在那車水馬龍、東京鬧市的十字路口處,粉紅色的小豬在晃悠悠地踱步著。
    先月は、同じ東京の中野區(qū)で、逃げ回る3匹の子ブタが捕まった。ペットとして飼われていたガレージのフェンスのすき間から逃げ出したという。
    ガレージ[1]〔garage〕 使わない時に自動車をしまっておくための設備。車庫。
    上個月,同樣是在東京的中野區(qū),抓回了3只四處逃散的小豬崽。據(jù)說作為寵物飼養(yǎng)的它們是從車庫柵欄的空隙中逃出來的。
    日本の各地で、意外な動物が町の中や他人の家で見つかる騒ぎが目につく。記事の見出しを拾ってみる?!秆氦啡毪欷衰衰伐廿印埂弗ぅ哎ⅴ胜展庠??」「庭に毒サソリ」「路上にオオサンショウウオ」「兇暴なり カミツキガメ」
    筆者注意到日本全國各地,在街上或別人家中發(fā)現(xiàn)意外動物而引起慌亂的事為數(shù)不少。我們來看看一些報道的標題:“壁櫥蟒蛇”“鬣蜥享受日光浴?”“院中的毒蝎”“馬路之鯢”“兇狠的齒龜”。
    なかなかの迫力だが、動物たちにしてみれば、人間の勝手で連れてこられた場所で、何とか生きようとしているだけだ。気味が悪いとか、兇暴などと言われるのは心外だろう。
    這些確實是相當令人震撼的。但作為這些動物而言,他們只不過是想在被人們隨意帶到的地方努力生存下去而已。卻被人們說成什么感覺不好、兇殘之類的,實在是令人意外。
    3匹の子ブタを捕まえた警察署では、住民から様々な「ペット逃走」の通報があるため、巡回のパトカーに捕蟲網(wǎng)を常備しているという。署の幹部が語る?!妇欷摔侠Г辘搐葎I理のコンビニのような機能もあるので、通報があれば捕まえにゆく。でも捜査や事故処理などの本來の職務に支障が出ないか心配になる」
    據(jù)說將三只小豬崽捉回的警局,由于經(jīng)常接到居民“寵物逃走”之類的報告,因而常在巡邏的警車中配置捕蟲網(wǎng)。警署的干部是這樣說的“由于警察有幫助居民解決難題這樣細小的職能,所以只要接到報告就前往捕捉(丟失的寵物)。但這樣一來,我們就難免擔心是否會影響到搜查、事故處理之類原本的職責。
    動物は、閉じこめられるのがいやだろうし、常に閉じこめておくことも難しい。オリやかごから出ただけで周りが驚き、恐れるような動物たちにも、それぞれ命がある。もともと身近ではなかったその命が、見知らぬ人間社會の中に置かれている。そういえば、あの交差點のブタをしばらく見ない。元気にしているだろうか。
    動物原本就不喜歡被關起來,而要經(jīng)常將它們關起來也是相當困難的。但它們只要從圍欄、籠子中逃出,就會驚嚇到四周,而這些動物本身也都有著各自的生命。原本不屬于我們周圍環(huán)境的這些生命,卻硬要被置于這個陌生的人類社會中。只要一想到這些,我就會想到那十字路口的小豬們已經(jīng)有一段日子沒有見著了。不知“他們”是否“安康?