日語(yǔ)閱讀:紙

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もし、世の中に紙というものがなかったらどうだろう。書けない、拭(ふ)けない、包めない。暮らしに無(wú)くてはならない道具、いや、道具以上の大きな存在だ。
    如果世上沒有紙將會(huì)變成什么樣?不能寫字,不能擦拭,不能包東西。紙是生活中必不可缺的工具,不,它是比工具更重要的存在。
    古(いにしえ)の紙についての記述は、中國(guó)の「後漢書」に出てくる?!腹抛裕à瑁─陼酰à筏瑜堡ぃ─隙啶帳啶酥窈?jiǎn)を以てし……」(巖波書店?吉川忠夫訓(xùn)注)。書契は、文字の記録のことだ。竹簡(jiǎn)や絹布を使っていたが、簡(jiǎn)は重く、絹は高い。それで、蔡倫という人が工夫し、樹皮や麻くず、ぼろ布、漁網(wǎng)を用いて紙をつくったという。帝に奏上した年は、西暦の105年にあたる。
    中國(guó)的《后漢書》中有關(guān)于古代紙張的記載?!白怨艜醵嘁灾窈?jiǎn)……”(巖波書店·吉川忠夫訓(xùn)注)書契指的是文字記錄。過(guò)去曾使用竹簡(jiǎn)和絹布來(lái)記錄,但簡(jiǎn)過(guò)于沉重,而絹過(guò)于昂貴。于是,一個(gè)名叫蔡倫的人設(shè)法使用樹皮、碎麻、破布及漁網(wǎng)等材料來(lái)造紙。并于公元105年上奏皇帝。
    今年出版された「紙の文化事典」(朝倉(cāng)書店)には、最近の學(xué)説では前3世紀(jì)ごろが紙の誕生の時(shí)期とされる、とある。蔡倫は、それまでの製紙技術(shù)を集大成した人とされている。
    今年出版的《紙的文化事典》(朝倉(cāng)書店)中寫道,據(jù)最近的學(xué)說(shuō),紙誕生于公元前3世紀(jì)左右。蔡倫是之前的造紙技術(shù)的集大成者。
    この本の「資料編」には、製紙會(huì)社の広告が収録されている?!笟s史を蓄える紙。/創(chuàng)業(yè)以來(lái)130余年/私たちにはブランドがあります」。こう訴えるのは、王子製紙グループだ?!溉祟悿垽蛑盲萍s2000年/大切に——紙の未來(lái)。地球の未來(lái)」。こちらは、王子製紙が経営統(tǒng)合を迫っているという北越製紙だ。
    這本《資料編》中還收錄了造紙公司的廣告。王子造紙集團(tuán)打出的口號(hào)是“歷史悠久的紙品。/創(chuàng)業(yè)130余年/我們有著自己的品牌。”而王子造紙所緊追不舍想要吞并的北越造紙則打出“人類發(fā)明紙已有約2000年時(shí)間/請(qǐng)珍惜——紙的未來(lái)。地球的未來(lái)。”的口號(hào)。
    企業(yè)にとって、生き殘ることは肝心要だ。王子側(cè)は「國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)に打ち勝つ」と言い、北越側(cè)は「自主獨(dú)立の企業(yè)文化がある」と述べる。どちらも、現(xiàn)代企業(yè)には欠かせない視點(diǎn)であり、心構(gòu)えだろう。
    企業(yè)最重要的是在競(jìng)爭(zhēng)中生存下來(lái)。王子造紙稱“在國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)中戰(zhàn)勝對(duì)手”,北越造紙則稱 “有著獨(dú)立自主的企業(yè)文化”。兩者都是現(xiàn)代企業(yè)所不可欠缺的觀點(diǎn)與體會(huì)。
    真っさらな一枚の紙を思い浮かべる。そこに何が書き込まれてゆくのか。期待と希望がわいてくる。そんな品物を商っている會(huì)社同士にふさわしい成り行きを見せてほしい。
    筆者不由想到,一張嶄新的紙上將會(huì)寫上些什么呢?真是充滿期待和希望的事情啊。希望經(jīng)營(yíng)這種商品的公司也能表現(xiàn)出與之相稱的舉動(dòng)。