中國特殊部隊、対テロ訓練を公開

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(中國の北京で開かれていたARF=アセアン地域フォーラムの 初めての安全保障政策會議が 6日、閉幕しました。會議ではテロ対策などが 話し合われ、 開催國の中國が 実戦訓練を公開しました。)
    中國人民解放軍は、北京で開かれたARF初めての安保政策會議に參加した各國代表団を前に、特殊部隊の対テロ訓練を公開しました。
    こうした取材が外國メディアに認められるのも、まだ珍しく、會議開催を自らが提案した中國側(cè)の意気込みが伺えます。
    會議の目的は、安保?國防政策を?qū)g際に取りしきる高官レベルの參加によって、相互の信頼と理解を深めようというものです。
    いわば、より現(xiàn)実的な意見交換で、形骸化しつつあるARFの信頼?情勢機能を活性化させることが狙いです。
    「(會議を)國防政策および安全政策の直接の責任者によって行うという意味におきまして、質(zhì)がかなり上がっているのではないか」(外務(wù)省 総合外交政策局?鶴岡公二審議官)
    また、これまで安保政策をめぐる議論に消極的だった中國が、イニシアティブをとり、會議を?qū)g現(xiàn)させたことを參加各國は高く評価したとのことです。
    「共に平和になることが中國にも周辺國にも大切なのです」
    実は、會議提唱は、中國がアジア地域で影響力拡大を目指すものとの見方も強くあるだけに、中國側(cè)は周囲の安定と平和こそが中國の発展につながり、決して覇権的な考えを持っているわけではないと強調(diào)しています。
    テロ訓練公開も、周辺諸國との対立よりも、地域の安定に積極的な中國をアピールする狙いがあるとも指摘されています。
    ARF=安保政策會議は、各國がその重要性を認め、今後も年1回の定期開催を確認しました。中國がアジア地域での存在感をさらに増したことは間違いありません。