「円天」という獨自の電子マネーを使った組織的詐欺事件の裁判で、東京地裁は、「エル・アンド・ジー」元會長、波和二被告に対し、求刑通りの懲役１８年の判決を言い渡しました。
「エル・アンド・ジー」の元會長、波和二被告（７６）は、全國の會員からあわせて３億２７００萬円をだまし取ったとして、組織的詐欺の罪に問われています。
東京地裁は判決で、「エル・アンド・ジーは波被告が掌握するワンマン経営の會社で、社員らは経営方針にいささかも口をはさむ余地はなかった。『會社の金は自分の金』などと豪語し、會社の資金を私利私欲のために浪費しており、被告の刑事責(zé)任は格段に重い」とした上で、「弁解ともつかない妄言を繰り返した上、いまなお自己の行為を正當(dāng)化し、反省の片りんすら認(rèn)められない」などとして、波被告に検察側(cè)の求刑通り懲役１８年の判決を言い渡しました。
波被告は判決を言い渡されると小さくうなずき、判決理由はまっすぐ前を向いて聞いていました。波被告はこれまでの裁判で無罪を主張していて、即日控訴しました。（18日14:04）
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