お菓子の「甘いにおい」が苦痛だとして、京都の老舗のお菓子の會社と地元住民との間で爭われていた異例の訴訟に裁判所が判決を下しました。
創(chuàng)業(yè)１４０年の京都の老舗製菓會社「石田老舗」。２年前まで工場の周辺では、あるトラブルが・・・。工場の窓や排気ダクトから出る甘いにおいが周囲一帯に漂っていたといいます。
「干している洗濯物ににおいがつくし、機械の運転する『カッシャーン。カッシャーン』という音がいたる所から聞こえてくる」（周辺住民）
周辺の住民らは工場から出るベビーカステラやあんこ、焦げたバターの甘いにおいは苦痛だとして、損害賠償を求める裁判を起こしたのです。中には、頭痛などの健康被害を訴える住民もいたといいます。
これに対し「石田老舗」側(cè)は、「夏場でも窓を極力開けないように配慮していた」などと反論。しかし・・・。
「菓子特有の甘いにおいを不快と感じるかは個人差があるが、長期間にわたり継続的なものである場合には、かなりの苦痛と認められ、限度を超えていた」（判決文）
「石田老舗」に対し、およそ２８０萬円の支払いを命じました。この判決に「石田老舗」の社長は「判決の根拠がわからない」と話しています。一方、勝訴した住民は・・・。
「２８０萬くらいだったら私でも出す。人をバカにしていると思う」（周辺住民）
トラブルの後、製菓工場は京都市內(nèi)の別の場所に移転していますが、現(xiàn)在、においの問題は起きていないということです。（15日18:01）
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